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47歳不定愁訴(ふていしゅうそ)ってなんだよ。病気認定されない私たちの地味な限界

名前からしてもう、体調不良にポエムかけましたって感じじゃない?

47歳、会社員、8歳娘持ち。

そして最近の私の口癖は「なんか調子悪い」です。

はい、不定愁訴の女王、爆誕。

目次

不定愁訴って、要するに「体調不良のフリーター」

「だるい」「眠れない」「イライラする」「なんか不安」「肩こり」「頭痛」「胃がムカムカ」

—まるで体調不良のデパートみたいな私。

でも血液検査は正常。

レントゲンも異常なし。

心電図もきれい。

「病気じゃないんですけど、元気でもないんです」

この微妙すぎるポジション、誰がネーミングしたの?不定愁訴って。

なんか文学的すぎない?「春の憂鬱」とか「雨の日の哀愁」みたいな感じで。

いやいや、こっちは切実なんですけど。

「気のせい」って言われがちだけど、気じゃなくて体です

更年期かと思って婦人科行ったら「まだ早い」。

ストレスかと思って心療内科行ったら「軽度」。

疲労かと思って内科行ったら「年齢的なもの」。

ちょっと待って。

年齢的なものって、47歳はもう人生の片足を棺桶に突っ込んでる年齢なの?

まだ娘8歳なんですけど、私が倒れたら誰が朝のお弁当作るの?

そして極めつけは、夫の一言。

「最近疲れてるみたいだけど、気のせいじゃない?」

気のせいじゃなくて、体です。

気のせいだったら、こんなに毎日しんどくないです。

気のせいで肩こりますか?

気のせいで夜中に目が覚めますか?

気のせいで朝から胃がキリキリしますか?

私の体、そんなにクリエイティブじゃないです。

胃腸科と婦人科と心療内科をハシゴして、どこも「異常なし」の墓場

もはや病院ハシゴがライフワークになってる。

胃腸科での私:「胃が痛いんです」 医師:「ストレスですね。胃薬出しておきます」

婦人科での私:「イライラと疲労感が」 医師:「更年期の入り口かもしれませんが、ホルモン値は正常です」

心療内科での私:「なんか全体的に調子が」

医師:「軽い抑うつ状態かもしれませんが、薬を出すほどではないですね」

結果: どこも「異常なし」。私だけが異常。

まるで医療界の迷子になった気分。

「あなたの症状、うちの管轄じゃないんで他行ってください」って、たらい回し状態。

そして最終的に行き着くのが**「様子を見ましょう」**という、医療界最強の先延ばし戦術。

おーい!様子見てる間に私の人生終わったらどうするの?

診断されないと甘えって思われる社会、診断されなくても苦しいこっちの身にもなってほしい

一番つらいのは、周りの理解のなさ。

**「病名がないと説明できない」**この社会のシステム、おかしくない?

会社で「体調不良で早退します」って言うとき、「どっか悪いの?」って聞かれる。

「不定愁訴です」って答えたら、「それ何?」って顔される。

知らんがな。

病気か病気じゃないかは医者が決めることで、私が決めることじゃない。

でも苦しいのは私。

しんどいのも私。

診断書がないと有給取りにくいこの世の中、不定愁訴の人たちはどうやって休めばいいの?

「精神的に疲れました」って正直に言ったら、「メンタル弱い」レッテル貼られるし。

「体調不良」って曖昧に言ったら、「仮病?」って疑われるし。

八方塞がりかよ。

47歳女性の体調不良は「あるある」で片付けられがち問題

「47歳でしょ?そりゃあ体にガタが来るよ」

「更年期でしょ?みんな通る道だから」

「子育て中は疲れるもんよ」

みんな、分かったような顔して言うけど、みんながそうだからって私がラクになるわけじゃないから。

個人の苦痛を「あるある」で薄めるのやめてもらえます?

私の不調は私のもの。

他の人と比較して軽重を決めるものじゃない。

「みんなそうだから我慢しなさい」っていう日本の悪しき風習、いい加減やめません?

「不定愁訴」という名の現代病を真面目に考えてみた

調べてみたら、不定愁訴って実は現代社会の象徴らしい。

ストレス社会で生きる私たちの体が、「これ以上は無理」って発しているSOSなんだって。

でも「ストレス」って言葉も便利すぎて、なんでもかんでもストレスで片付けられがち。

私のストレスの正体:

  • 仕事のプレッシャー(47歳、責任重め)
  • 子育ての心配(8歳娘、まだまだ手がかかる)
  • 夫の無理解(昭和マインド健在)
  • 親の介護の不安(まだ元気だけど、そろそろ心配)
  • 自分の将来への漠然とした不安(老後資金とか健康とか)

要するに、人生丸ごとストレス。

そりゃあ体も「なんか変」になるわ。

不定愁訴との上手な付き合い方(私なりの対処法)

医者に見放された(言い方悪い)私が、独自に編み出した対処法をシェアします。

1. 「今日の不調」を数値化する

毎朝、不調レベルを10段階で記録。

「今日は7だから、無理しない日」

「今日は3だから、ちょっと頑張ってみる日」って感じで調整。

2. 「完璧な母・妻・社員」を諦める

47歳になって気づいた。

完璧は幻想。 60点で十分。

子どもは生きてる、夫も文句言わない、仕事もなんとかなってる。

OK。

3. 小さな楽しみを意識的に作る

コンビニの新商品を試すとか、お昼休みに一人でカフェに行くとか。

月曜日を生き延びるためのご褒美システム導入。

4. 「調子悪い」を隠さない

家族にも職場にも「今日は調子悪い」って普通に言う。

隠すとストレス倍増するから。

5. 同世代の女性と愚痴る

愚痴の共有は最強の薬

「私も!」「わかる!」の連発で、なぜか元気になる不思議。

不定愁訴は「甘え」じゃない、「現代を生きる証拠」

結論から言います。

不定愁訴は甘えじゃない。現代社会を必死に生きてる証拠。

私たちの体は正直なんです。

「もうちょっとペース落としませんか?」

「少し自分を大事にしませんか?」って、優しく教えてくれてる。

47歳という微妙な年齢で、仕事も子育ても親の心配もぜんぶ抱えて、

それでも「元気じゃなきゃダメ」って思ってる私たちが異常なんです。

不調になって当たり前。むしろ、よく今まで頑張った。

最後に:不定愁訴の皆さん、お疲れさまです

この記事を読んでくれた同志の皆さん。

今日も「なんか調子悪い」まま一日を乗り切った自分を、まず褒めませんか?

病名がつかない辛さ、理解されない苦しさ、でもそれでも毎日を生きてる強さ。

あなたは十分頑張ってます。

そして明日も「なんか調子悪い」かもしれないけど、それでも大丈夫。

不定愁訴は一生の付き合いかもしれないけど、人生は不定愁訴だけじゃない。

今夜は早く寝て、明日の「なんか調子悪い」に備えましょう。

お疲れさまでした。一緒に頑張りましょうね。


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不定愁訴仲間を増やして、みんなで励まし合いましょう💪

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この記事を書いた人

40代で突入した「更年期という異世界」──。
ホルモンの波に飲まれながら、それでも笑って進む旅の記録。
書き手:ふぇみにーぬ(エッセイスト/Threadsで生き延びてる人)

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