47歳、会社員、8歳娘持ち。
そして週の真ん中になると必ず発症する病気があります。
その名も「週末妄想症候群」。
水曜日の私は、週末プランナーの天才
水曜日になると、なぜか急に元気になる私。
月火の疲れも忘れて、脳内では華やかな週末プランが炸裂します。
今週の水曜日に立てた壮大な計画:
「今週末こそは映画館で話題の映画を観よう♪ 娘と一緒にポップコーンも買って、母娘の素敵な時間を過ごすの」
「そうそう、ずっと会えてない友達とランチもしたい。おしゃれなカフェで近況報告して、インスタ映えする写真も撮っちゃお」
「家族でちょっと遠出して、紅葉でも見に行こうか。夫の運転で、私は助手席でのんびり。娘は後部座席で歌を歌って…」
「部屋の大掃除もしよう!不要な物を整理して、スッキリした空間で新しい週を迎えるの。きっと心もリフレッシュするはず」
水曜日の私、キラキラしすぎ。
まるで別人。いや、別次元の住人。
木曜日:まだ希望は捨てない
木曜日になっても、まだ週末への期待は健在。
「明日は金曜日。そして明後日は待ちに待った土曜日♪」
仕事中も「映画は何時の回にしようかな」「ランチのお店、予約した方がいいかな」なんて考えてる。
この時点ではまだ、土曜日の自分が別人になることを知らない。
金曜日:微妙な予感の始まり
金曜日の夕方。なんとなく体が重い。
「あれ?なんか疲れてる…?でも大丈夫。土曜日になったらきっと元気になる。睡眠は偉大だから」
「とりあえず今夜は早く寝よう。明日に備えて」
この時の私は、まだ希望を捨ててない。
金曜日の夜、娘を寝かせながら「明日は楽しい一日になりそうだな」なんて思ってる。
完全に、土曜日の自分を舐めてる。
土曜日朝:現実との対面
アラームが鳴る。
時刻は8時。予定では9時に起きて、10時には出発の予定だった。
でも、体が動かない。
まるで鉛が全身に入ってるみたい。頭も重いし、なんか全体的にだるい。
「うーん…ちょっとだけ二度寝しよう。30分だけ」
次に目が覚めたのは11時。
週末プランナーの天才だった水曜日の私、どこ行った?
土曜日昼:計画変更という名の現実逃避
11時に起きた私がまず考えるのは、いかに体裁よく計画を変更するか。
「今日は天気もイマイチだし、映画館も混んでるかも。来週にしよう」
「友達とのランチも、急に誘うのは迷惑かも。また今度、ちゃんと予定を立ててからにしよう」
「家族でのお出かけも、娘が宿題あるって言ってたし。勉強を優先させるべきよね」
全部、言い訳。
本当の理由は一つ。動きたくない。
土曜日夜:パジャマ姿の敗北宣言
結局、土曜日はパジャマで過ごした。
朝食→昼食→夕食の間に、ソファでゴロゴロ。スマホをダラダラ見て、テレビをぼんやり観て。
生産性ゼロの一日。
夜になって、ふと鏡を見る。朝からパジャマ、髪はボサボサ、すっぴん。
「私、何してるんだろう…」
でも、動く気力もない。
日曜日:罪悪感との戦い
日曜日の朝。またしても遅起き。
「昨日は何もしなかった…今日こそは」
でも、体の重さは昨日と変わらず。いや、むしろ「明日は月曜日」という現実が重くのしかかって、さらにだるい。
結局、日曜日もパジャマデー。
夜になって、週末を振り返る。
「映画も観なかった、友達にも会わなかった、お出かけもしなかった、掃除もしなかった」
完全敗北。
そして月曜日の憂鬱が襲ってくる。
月曜日:反省という名の自己嫌悪
月曜日の朝、重い足取りで出勤。
「なんで週末、あんなにダラダラしちゃったんだろう」
「時間がもったいなかった」
「娘にも『今度ね』って言っちゃった…母親失格かも」
自己嫌悪のスパイラル開始。
職場でも「週末どうでした?」って聞かれて、「特に何も…」って答える自分が情けない。
火曜日:まだ落ち込んでる
火曜日も引きずってる。
「他の人は週末、ちゃんと有効活用してるんだろうな」
「SNS見ると、みんな楽しそうにお出かけしてる」
「私だけ何もしてない…」
比較地獄。
でも、体は正直。まだだるいし、疲れも取れてない。
水曜日:そして伝説は繰り返される
水曜日になりました。
そして、脳内で始まる今週末の計画立案。
「今度こそは映画館に行こう」
「友達とのランチも実現させよう」
「家族でお出かけして、今度こそ素敵な写真を撮ろう」
学習能力、ゼロ。
水曜日の私と土曜日の私、完全に別人説。
この無限ループの正体を考えてみた
なんで毎週、同じことを繰り返すんだろう?
考えられる原因:
1. 平日の疲労蓄積
月火水木金、フルタイムで働いて、家事も育児もして。そりゃあ土曜日には疲れがピークに達してる。
2. 47歳という微妙な年齢
もう若くない。でも老人でもない。微妙に体力が落ちてることを認めたくない年齢。
3. 完璧主義の反動
平日は「ちゃんとした母親」「ちゃんとした社員」を演じてる反動で、週末は「何もしたくない」が爆発。
4. 現実逃避の手段
週末に予定を立てることで、平日の辛さから目を逸らしてる。でも実際に実行する体力はない。
要するに、私の体と心が「休め」って言ってるんだと思う。
無限ループとの上手な付き合い方
最近、この無限ループを受け入れることにした。
1. 水曜日の妄想は止めない
だって楽しいから。希望を持つのはいいこと。実現しなくても、計画を立ててる時間は幸せ。
2. 土曜日の「動けない」も受け入れる
47歳で平日フルタイム、土曜日に動けないのは当然。むしろ、よく平日頑張ったねって自分を褒める。
3. 小さな楽しみを見つける
映画館は無理でも、家でNetflixは観れる。友達とランチは無理でも、LINEで近況報告はできる。
4. 「何もしない」も立派な過ごし方
休息は贅沢じゃない、必要なこと。何もしない週末も、私には必要な時間。
同じループにハマってる皆さんへ
この記事を読んでくれてる同志の皆さん。
水曜日に立てた週末プランが土曜日に崩壊する現象、これは決して怠惰じゃない。
私たちの体と心が、ちゃんと自分を守ってくれてるサイン。
「動けない」自分を責めるより、「よく平日頑張った」自分を褒めませんか?
来週の水曜日も、きっと妄想する
そして来週の水曜日も、私はきっと週末プランを立てる。
「今度こそは!」って思いながら。
そして土曜日には「動けない」って言いながら、パジャマで過ごす。
でも、それでいい。
この無限ループも含めて、47歳の私の生き方。
完璧じゃないけど、それが現実。現実を受け入れて、できる範囲で楽しむ。
それが大人になるってことかもしれない。
最後に:無限ループ仲間、集合!
この記事に「わかる〜!」って思った人、きっとたくさんいるはず。
コメントやSNSで「私も同じです」って教えてもらえたら嬉しいです。
みんなで無限ループを楽しみましょう。
そして今夜も、来週末の妄想をしながら眠りにつきましょう。
「今度こそは…」って希望を抱きながら。
お疲れさまでした。また水曜日に会いましょうね。
この記事が「まさに私!」と思った方は、SNSでシェアしてください。無限ループ仲間を見つけて、みんなで励まし合いましょう💪
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